嫁タソの機嫌を損ねないように細心の注意を常に払うも、時々大失敗するおじさん、さやさやです。
ボクが忍者を捕まえたのは20年以上昔。
八国山という東京の外れにある小さな山でした。
現在ではトトロのモデルになった地域と言われ、トトロの森なども近郊にあります。
当時ボクは夏休みで暇を持て余した高校生でした。
とても暑い夏で、毎日のようにバイクで東京の秘境的な奥多摩方面に出かけて多摩川や秋川で泳いだり魚を捕ったりして過ごしていました。
八国山に忍者が出るという噂を耳にしたのは小学校からの友人でDQNのわたる君からでした。
八国山には将軍塚という石碑が建っている場所が山中にあり、DQNの肝試しポイントとなっていました。
武将の霊がどうのこうのというありがちな話が沢山ありました。
わたる君はどこかでナンパしたDQN女を引き連れて、DQN軍団で日暮れ時に将軍塚で肝試しをしたそうです。
女の子を怖がらせてラッキースケベ的な、どうせ下心しか無いんでしょうがボクも男なので気持ちはわかります。
懐中電灯で山道を照らしながら登っていくと正面から忍者が歩いてきたそうです。
黒い目だけ出た本とかに出てるあのまんまの忍者の服装で、眉間の部分に金色に光る月型の金属が光っていたとのこと。
全員マジでビビってダッシュで逃げてきたとのこと。
そこまで聞いてボク「おまえ、薬やるんだっけ。やめた方がいいよ。お母さんが悲しむぞ」
わたる君「マジなんだって。俺は薬やるやつとはつるまないし、酒も飲んでなかった」
ボクは全然信じてなかったのですが、近所の中華一番の焼き肉定食ご飯大盛りを奢ってくれるという条件で同行することにしました。
午後4時頃、ひどく暑い中、わたる君のXJに2ケツで八国山に到着。
入念に虫除けをスプレーしてから将軍塚を目指して山道を徒歩で登っていきました。
全く信じてないボクは、わたる君は一体何の目的でボクをここに連れてきたのか考えていました。
幼なじみとはいえ所詮はDQNです。
やばい人にボクを山中に呼び出してこいと脅されれば余裕でボクを売るでしょう。
ただそういった目に遭うような悪さはしてないし、特に身に覚えはないので、何が目的なのか考えつつも早く帰って焼き肉定食が食べたいなぁと思っていました。
将軍塚を通り過ぎて尾根付近まで登ると、普通に前から忍者が歩いてきました。
わたる君の行ったとおり、黒い目だけ出た忍者の格好でおでこの部分に20センチくらいありそうな月形の何かが光っています。
わたる君は「あいつだ」とつぶやくと伸縮式の特殊警棒を取り出しました。
ボクには何が起こっているのか理解できず、2秒くらい思考停止してしまいました。
すると忍者が印を結び横歩きに山道から外れて藪の中に入っていきました。
わたる君が追いかけて藪に入っていきました。
とりあえずボクも藪に入り一緒に追いかける事に。
忍者は普通に走って逃げていきますが、そんなに早くないので余裕でついて行けます。
標高200メートルほどの小さな山なので2~3分走ると麓の住宅街に出てしまいました。
忍者がハァハァ行って電柱に手をついて休んでいます。
わたる君は無言で警棒を握りしめて警戒を解きません。
暑い夏の夕方、蝉の鳴き声だけが響く閑静な住宅街に走り疲れた忍者と警棒を握りしめたDQNとボク。
しばらくして回復した忍者が「若いから元気だな。ついてこいよ」と言いました。
「お前何もんだよ」とわたる君。
「忍者に見えない?」と忍者。
「忍者っすね」わたる君。
(´・ω・`;)
ボクはこんな顔で立ってました。
ボク達は忍者について歩いて行きました。
5軒くらい先のチェイサーが止まっているごく普通の家の門を開け「お茶でも飲んでけ」と縁側に座るように促されました。
わたる君は慌てて警棒をしまい「ありがとうございます」と言って座りました。
ボクも座りました。
忍者は玄関を空けると「麦茶3つ頼むわ」と声をかけ、ボク達と並んで座りました。
手入れされた芝生に梅やツツジのような庭木が植えられていました。
まじまじと忍者の顔を見ると、金色の月形の飾りは厚紙か何かに金色の折り紙を貼り付けてあるようでした。
忍者が「あちー」といいながら頭巾を取ると60代くらいのおっさんでした。
定年して暇だから忍者の衣装つくって山の中歩いてるというとのことで、将軍塚に忍者ってなんかいいだろみたいなことを言ってました。
少しすると優しそうなご婦人が麦茶をピッチャーで持ってきてくれて、走って喉が渇いていたボクはコップの麦茶を飲み干しました。
忍者の奥さんと思われるご婦人は、空いたコップにすぐにお代わりを注いでくれました。
「うちのお父さん、子供会で忍者教室もやってるのよ」とニコニコと話してくれました。
3杯くらい飲んで、わたる君にそろそろ帰ろうとボクが言うと、
忍者がちょっと待ってろと言って家の中から何かを持ってきてボクたちに手渡しました。
それはお徳用と書かれたイカの燻製と子供会の忍者教室のチラシでした。
ボク達はお礼を言って忍者の家を後にしました。
「また遊びに来いよ」と忍者が言ったので「機会があればお言葉に甘えてお邪魔させていただきます」と答えわたる君のXJに乗って離れました。
中華一番で焼き肉定食ご飯大盛りを食べているとき、
「いい人だったね」とわたる君がぼそっと言いました。
「そうだね」とボクは答えました。
後でわかった事ですが忍者は地元では有名な人で、学校の教頭先生だったと言う噂を聞きました。
さて、ここから本題のFXについてです。
ボクは今月の成績がマイナスです。
月初にけっこうなドローダウンを喰らってしまい、取り返してきているけれどもまだマイナスです。
スキャルがメインだった頃は日でマイナスになっても週ではプラスになればいいという感じでやっていましたが、
デイトレメインの今では週でマイナスでも月でプラスなら問題ないと考えています。
月でマイナスというのもあるのかなとは思うのですが、やっぱり無くしてくように工夫をしないとなぁとは思っています。
FXの短期売買を初めて3年半くらいなのですが、1年目は頑張って勉強して経験も積めばどっちに動くかわかるようになると思ってました。
100%は無いにしても80%くらいの確率で当てられるようになるのでは無いかなと思ってたのですが、今の時点では全然わからないです。
将来的にはわかるようになるのかもしれませんが、今の時点ではわかりやすいところだけをRR1:1でやった場合でせいぜい勝率60%位が限界だと感じてます。
月単位なら実際に60%が出ることもあるでしょうが、年単位だと50~55%の間くらいに落ち着くような気がします。
今月のドローダウンの原因は手法が相場に合っていなかったと考えています。
この時の手法は全てリスクリワード1:2の設定でした。
ボラが無かったので利確まで伸びずに戻ってきてしまって損切りというパターンでした。
バックテストしてわかったことは、利が乗ったときに建値ストップにすればドローダウンはもう少し緩やかだった。
またRR1:1ならマイナスにはなっていませんでした。
さらにRR1:0.5なら勝率が70%以上で利益が出ていたと思います。
勝率をコントロールするには凄い勉強して為替の動きを読み切れるようになる必要があると考えていましたが、どうもボクには無理だったようで、マジで死ぬほど勉強してチャートを見て実際にトレードしまくって、3年半経過した今の時点では先ほども書いたように年間勝率55%が限界です。
ここからどうするべきか考えた結果、とりあえず複数の手法でやってみようかとなりました。
ボクがデイトレードしている通貨はドル円にユーロドルにポンドドルの3通貨です。
デイトレの手法は1時間足で水平線ブレイクRR1:2と21SMAブレイクRR1:2でした。
相場は読めないと言う前提と相場は行き過ぎることが多いという考えにより勝率よりもリスクリワードを重視するスタイルです。
でもこれだとボラが下がったりレンジ相場では損切りの嵐になります。
なので、決済方法に工夫をして良くある方法ですがRR1:1で半分決済し半分は建値ストップに変更しRR1:2以上を狙うスタイルです。
更に手法を一つ追加してMAクロスの後の押しと戻しをCCIのサインでバチンと入ります。
3通貨に3つの手法に2種類の決算方法を組み合わせて利益を求めていきます。
ドル円はボラがないので分割決済だけどポンドドルは伸びるのでRR1:2以上に引っ張るとか、何が最適かを検証していく感じです。
更に相場は変化するのでレンジでもトレンドでもどんなボラでも大きなドローダウンが発生しないように常に微調整を加えていく必要があるのかなとも思います。
その他にも、一回の損切り額を資金の何%まで取るのかも重要ですし、複利で回す場合には一旦上げたロットを連敗して資金が減った場合には元に戻すのか、戻さないのか、マーチンやモンテカルロ法のようなマネーマネージメントは取り入れるのか、等など、考えることは沢山あります。
忍者の事なんて書いている暇ホントは無いのかも(*´ω`*)
とりあえず明日からは3通貨で分割決済を取り入れてみます。
明日からのトレード頑張る(*´ω`*)