エリカと嫁タソ 二人の美熟女

人生の変わり目が随分と長く続いているおじさん、さやさやです。

この記事の続きになります。

sayasayafx.com

もう2年近く前なんですね。
エリカを見かけたときから新しい事業を始めて、けっこう順調だったので人に任せてボクは違うことを始めようと動き出したのですが、なんだかんだで前に進みません。

ボクは社長を辞めたのですが、未だに毎日会社に行って仕事をしています。正直なところ、情熱は別の方向に向かっているので、今の仕事は精神的にしんどいです。情熱の向かう方向に行くのが人間の自然な姿だと思っているので、今の状態は眼の前に美熟女がいるのに嫁タソがいるから声をかけられないという感じです。最低の例えですが。

時給1500円で求人をかけても人が来ません。人手不足でボクも毎日フル稼働して疲れもストレスも溜まっているので、解消するために下手くそな小説を書いて睡眠不足になるという負のスパイラルです。

先日、エリカの家の側を仕事の都合で通りました。未だに週に1~2回は取引先が近くにあるのでそのエリアには足を運んでいます。

朝の通学時間で田舎だけなのかもしれませんが、交差点での旗持ち当番というシステムがあります。通学時間に保護者が危険そうな交差点に旗を持って立って、児童を誘導します。

ボクは国道から少し入ったスーパーの近くの交差点で信号待ちをしていました。そこにも旗持ち当番の保護者が立っていました。片足で立って手を広げてバランスを取るみたいな、エリカのよくやっていた仕草だと即座に思い出しました。

茶色い髪に黒縁のメガネをかけ、ぴったりとした青いジーンズがチョット眩しかった(*´ω`*)

エリカだと確信しました。ボクは交差点を通り過ぎてスーパーの駐車場に車を止め、なんて話しかけるか考えました。

「よぉ、エリカ。久しぶり」

なんか悲鳴上げられて、警察呼ばれそうなイメージが湧いてきて、やっぱり声かけるのやめようかと迷いましたが、ツイッターでフォロワーさんに続きを書いてほしいとリプをもらっていたので、頑張って声をかけようと自分を励ましました。

ボクは早足でエリカの立つ交差点まで進むと思い切って声をかけました。

「失礼ですが、中山さんですか」

エリカの大きな目に大きな困惑が見て取れました。もしかしてボク逮捕されるのかな。手錠をかけられる自分の姿を想像してボクも困惑していました。

数秒の沈黙の後にエリカが「さやさやさん!なつかしい」と笑顔で言ってくれたのでとりあえず手錠のイメージは消えました。

エリカはぴょんぴょん飛び跳ねながら「なんでいるの?なんでなんで?」と嬉しそうに聞いてくるので「たまたまだよ」とチョット低い声でゆっくりと答えました。

エリカがLINE教えてと言うので、連絡先を交換しました。

「昔みたいに連絡しても迷惑じゃない?」とエリカが言うので「面倒だったら既読無視するから気にしないで連絡して」とボクは答えました。

もちろんそんなことはしませんが、エリカは「もう!」と声を上げ、ふくれた顔を作り、地面に足をドスンと踏みつけました。

全然変わってねぇ(*´ω`*)と思ったが、何も言わずにじゃぁまたと別れました。

ボクはセキュリティというか国防というか、日本人の会話が韓国の諜報機関にダダ漏れになっている可能性が捨てきれないのでLINEが大嫌いなのですが、嫁タソや娘たちにLINEをいれないと仲間はずれになっちゃうよと脅されて仕方なく始めました。

あんまり使いたくないけどエリカが言うならしょうがないと自分を納得させました。

流石に高校の制服を着ていたときよりは大人びていたけど、人の癖とか仕草ってあんまり変わらないんだなと思いました。

懐かしいし、多分、小学生の子供もいるのでしょう。エリカが幸せならそれでいいのですが、連絡先を交換したことでちょと後ろめたい感情がすこし後から湧いてきました。

高校生の時は子どもとしてしか見てなかったのですが、30代となると美熟女好きなボク的には完全にゾーンに入ってしまいます。別にそういう事を考えているわけでもないし、そうなることもないでしょうが、30代の人妻とLINEで頻繁にやり取りって、嫁タソから見たらアウトじゃないのかな?

ツイッターとかでリプとかDMとかのやり取りは問題ないと思うんですけど、これはどうなんだろう?

成り行きとはいえ、嫁タソには娘の結婚式で前の奥さんと会うという、非常につまんない目に合わせることになってしまっているし、どうなんでしょうという感じです。

半日くらいぼんやり考えて、とりあえず、やましいことはないので嫁タソに素直に伝えることにしました。

「そういえばさ、今日ちょっとびっくりしたことがあって……。
昔、仕事関係でお世話になってた家のお嬢さんに、道でばったり会ったんだよ。もう15年以上前の話なんだけど、女子高生だった子が、今や立派なママになっててさ」

ボクはドギマギしつつ、嫁タソの目を観察しながらいいました。まだ平気そうだったので続けました。

「その子、実は当時いろいろ家庭のことで相談に乗ったこともあってね。お母さんやお兄さんとも関わってたし。懐かしくなってLINEだけ交換したんだ」

嫁タソはそれでという感じで頷きました。嫁タソの細い目には特に危険な光はなかったのでキリッと宣言することにしました。

「もちろん、何かあるとかじゃないし、やましいことなんてないよ。ただ、変に黙ってる方が嫌だと思ったから、ちゃんと伝えておくね」

「それで?」と嫁タソがいいました。

ボクは恐怖で震えそうでしたが頑張って声を出しました。

「もし不安に感じるようなら、やりとりは控えるよ。エリカ、あっと、その子の名前ね。エリカにも説明すれば分かってもらえると思うし」

「別にいいよ」と嫁タソはそれほど興味もなさそうに言いました。

本当にいいのか、我慢するという意味なのか、ボクは図りかねていました。

その日の夜、嫁タソがワインを飲んで機嫌が良さそうだったので思い切って聞いてみました。

「さっき“いいよ”って言ってくれたけど、もしほんとは嫌だったり不安に思ってたら、無理にそう言わないでね」

嫁タソの細い目をチラ見しながら続けました。

「連絡は控えることもできるし、ボクにとっては家庭の方がずっと大事だから」

「うん、いいよ。
別にやましいことじゃないんでしょ?昔お世話になった子なんだよね。
だったら、連絡くらい取ったって全然かまわないよ」

ボクは戸惑いを隠せなかったかもしれません。

「……心配しないで。
私、あなたのこと信用してるから。
変なことしないって、ちゃんとわかってるよ」

そう言って嫁タソはチョット笑顔を浮かべました。

「ていうか、そういうことちゃんと話してくれるのが嬉しいよ。
黙ってたら、逆にイヤだったかもしれないけど。
言ってくれるってことは、ちゃんと私を大事に思ってくれてるってことだから」

「それに、そういう縁って簡単に切り捨てるもんでもないでしょ?
相手が女だからって全部NGにするような、そんな小さい器じゃないつもり」

 

目を見開いた嫁タソの顔を見て、思わずドキッとした。
開いた口元も、なぜかやけに魅力的だった。

 

「ただ、ひとつだけお願い。
私の知らないところでこそこそされたら、さすがにちょっと傷つくと思う。
それだけは、覚えておいてくれたら十分だよ。」

惚れたぜ、嫁タソ。

かっこええ、たまんねぇ、これぞ理想の美熟女。

いやいや、美熟女界の終着駅。
もうここで降りるしかない。これ以上先はない。

ボクはもう(*´ω`*)ハァハァが我慢できませんでした。

 

エリカはあんまり関係なくてすいません。今回の記事はただのノロケです。

嫁タソの許可が出たのでエリカからなにか面白い話が聞けたら、本人の許可が取れればですが、なにか書くかもしれません。

みんなが幸せになりますように(*´ω`*)